忘れたい過去。

今日はなんだか気分が乗らない。でも今日は1日遅い母の日のために3000円の花束を買った。家に帰ってお母さんにあげたが、その辺に置かれて終わった。まなはこの家には必要ないのかもしれない。

それはまながいけないから。
まなが愛されてないから。

でも、まながいい子でいれば何もかも終わる。
お母さんも怒らない。

リスカの痕を見て「死ねばよかったのに」って言ったお母さん、おばあちゃん。あれは本気だってすぐわかった。

はたから見れば幸せで何不自由なく見えるのかもしれない。
でも、お金なんかより愛が欲しい。

あの時から、うちはおかしくなっていったんだね。でもいくら何があっても、まなにはここにいるしかない。そんな自分がたまらなくイヤだ。

友達が言ってた。「過去に愛してたものも時間が経てば嫌いになる」って。それは本当なのかもしれないね。

永遠ってあるって信じてもただの自己満足でしかないのかもしれない。

まなには忘れたい過去がある。忘れられない過去がある。知られるのが怖いって思う時がある。

でも過去は消せないんだね。ずっとこの過去を背負っていかなきゃいけないんだね。